発酵食品である納豆の賞味期限について書いています。
大豆を発酵させて作る納豆は、食物繊維、乳酸菌、
ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており
日本の健康食の代表と言える栄養豊富な食品です。
日本古来から食べられてる納豆ですが、
発祥起源については完全には分かっていません。
今回は、納豆にどれぐらいの賞味期限があって、
賞味期限が切れた場合、いつまで食べられるのか?
また、理想的な保存方法などについても調べています。
納豆の賞味期限について
商品によっても異なりますが、
一般的に7日間から14日程度に設定してあります。
通常は、パッケージに記載されています。
賞味期限は、美味しく食べられる期間のことです。
(※賞味期限を過ぎたら、食べられないという
ことではありません。)
↑こだわりの納豆がメディアなどでも
取り上げられており、人気ですが
こちらの商品の賞味期限や保存などについては
↓ようになっています。
賞味期限 発送日から12日
配送方法 冷蔵便
保存方法 冷蔵庫で保存(冷凍保存2か月可)
奇跡の納豆では、賞味期限は
賞味期限:出荷日より14日間
保存場所:冷蔵庫保管
このようになっています。
納豆の食べごろは?
できてから1日から7日が食べごろです。
(全国納豆協同組合連合会)
日にちが過ぎていくと、アミノ酸の結晶が
できてます。それ自体は食べても大丈夫です。
賞味期限の決め方とは?
賞味期限については、こちらに詳しく書いています。
納豆が腐らない理由?!
納豆などの発酵食品は、なぜ腐敗しにくいんでしょう?
理由は、納豆菌が主力で活躍している環境のため
他の微生物の繁殖が抑えられるからです。
納豆の作り方を知ると分かりやすいと思います。
簡単に納豆の作り方を説明します。
ちなみに、納豆菌は熱耐性菌の一つでメチャメチャ熱に強いす。
100度で煮沸しても生き残れるほどエグい力を持っている菌なんです!
納豆の作り方
納豆作りに必要な容器は、熱湯消毒をしておきます。
- 大豆を洗ってから一晩、水につけておきます
- 大豆を柔らかくなるまで茹でます
(圧力鍋なら早いです。圧力がかかって
から30分程度) - 納豆菌(市販の納豆でも可能)を大豆の中に入れます
- 大豆が発酵するのには酸素が必要なため
ガーゼやハンカチなどを容器かぶせます。
(密閉はしません。) - 容器を40度にして一晩おきます
- 大豆が糸を引いていたら完成
- そのまま冷蔵庫に入れて一日、熟成させます。
このようにして納豆が作れます。
納豆が腐りにくい理由
このようにして、一度しっかり茹でて
殺菌してから、納豆菌をたっぷり入れますので
他の微生物が繁殖する前に納豆菌が
大豆を発酵させて、納豆菌だらけになります。
そのため、納豆菌が活躍している環境となり
腐敗菌などの雑菌の繁殖が抑えられることになります。
納豆を家庭で作るおすすめ器具
ヨーグルトメーカーを持っていたら
家庭でも簡単につくることができます。
我が家でも使用しているオススメの
ヨーグルトメーカーは、ヨーグルティアです。
納豆菌の意外な作用とは?
歯周病菌や虫歯菌を抑制する働きが納豆菌にはあります。
納豆菌を水に入れて薄め、うがいしたところ
歯周炎の改善効果が市販のうがい薬と比較して
3倍もの効果が認められたとのことです。
ちなみに、乳酸菌にも同じような作用があると言われています。
これは、納豆菌や乳酸菌が口腔内の環境を変え
虫歯菌の増殖を抑えたからに他ならないと考えられます。
納豆の保存方法
10℃以下の冷蔵保存が一般的です。
温度が高くなると納豆菌が活動して発酵が進みます。
そうなると、アンモニア臭が発生してきて
美味しく食べられなくなります。
納豆メーカーによっては、冷凍庫での保存に
ついても説明してありますが、この場合
1ヶ月から2ヶ月の長期保存もOKです。
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